Teacher’s shiftの堀尾です。
「Geminiの『Gem』機能が廃止されるかもしれない」といううわさ、耳にした先生も多いのではないでしょうか。10月中旬という噂もあるようです。今日は、このタイミングだからこそお伝えしたい「AI活用で本当に大切なこと」についてお話しします。
なぜ「Gemが廃止されるかも」で不安になるのか
「せっかく丸つけ用の指示を育てたのに、また一から作り直し?」
「Gemが使えなくなったら、AI活用が振り出しに戻ってしまう」
こんな不安の声が聞こえてきそうです。せっかく時間をかけて「使えるGem」を育てたのに、サービスが終了したら振り出しに戻ってしまう。そう感じるのは自然なことです。
でも実は、この不安は「Gemという機能そのもの」に価値を置きすぎていることから生まれています。
Gemの本当の価値は「機能」ではなく「あなたが練り上げた指示」
Gemが便利なのは、次の2つの理由からです。
- 指示の省略ができる(毎回長い指示を打たなくていい)
- 指示を保持できる(出力のクオリティが毎回安定する)
つまりGemは「便利な入れ物」であって、その中身である「あなたが試行錯誤して練り上げたカスタム指示」こそが本当の価値なのです。
大切なのは、機能に使われることではなく、指示を「資産」として自分の手に持っておくこと。
入れ物(Gem)がなくなっても、中身(指示)さえ手元にあれば、ChatGPTのカスタムGPTsやClaudeのプロジェクト機能など、他のAIにそのまま移して使うことができます。
今すぐできる、指示を守る「バックアップ」の3ステップ
明日からすぐにできる、簡単な備えです。
- Gemの指示をコピーする:Geminiの「Gemを管理」画面を開き、いま使っている指示文をすべてコピーする
- 保存する:Googleスプレッドシートやメモアプリに、Gemごとに見出しをつけるように整理していく(例:「丸つけ用」「所見の下書き用」など)
- 日付を入れる:保存した指示に日付を添えておく(改善したときに、いつの版か分かるように。検索性も上がりますね。)
たったこれだけで、Gemがどうなっても困らない「自分だけの指示集」が完成します。作業時間の目安は、Gem1つにつき30秒もあれば十分です。
わたしなら画面分割(片方はスプレッドシート、片方は一気に複数Gemを開いておく)をしてからコピーします。これならたくさんGemを作った人でもあっという間に終わります。
バックアップさえあれば、AIに振り回されない
指示を手元に持っておけば、Geminiでも、ChatGPTでも、Claudeでも、必要なときにサッと呼び出して同じ精度で使うことができます。サービスが終了しても、名前が変わっても、あなたの積み上げてきた工夫は失われません。そもそも便利なものは形が変わっても何くなることはないのです。便利なのですから。
常に自分が手綱を握っている状態を作っておくこと。それが、これからの時代にAIと長く付き合っていくための一番のコツです。
操作が苦手な人、AI活用について相談したい方など、お気軽にお声掛けくださいね。
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